【徹底解説】5つのハゲの原因

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「ちょっと薄毛になってきが気がする」「生え際が後退してきたかな?」「風呂場の排水口に大量の抜け毛が!」ハゲは突然やってきて、放っておくとどんどん進んでしまいます。
このコラムでは、まずハゲとはどんなもので、なぜ起こるのか?ハゲのパターンと原因についてご紹介していきます。

ハゲの基礎知識

ハゲは突然やってきます。ハゲに年齢は関係ありません。早い人は10代から髪が薄くなってくる人もいます。対策を考える前にまずはハゲとはどういうものかおさらいしましょう。

そんなことより、「とにかく対策が知りたい!」という人は別コラムの【必読】今日からできるハゲ8大対策 をどうぞ。

ハゲのパターン

ハゲは見た目から大きく分けて3種類に分類できます。それが「M字型ハゲ」「U字型ハゲ」「O字型ハゲ」です。ここでは日本でよく使われるこの3分類について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ハゲのパターン

左から、M字型ハゲ U字型ハゲ O字型ハゲ

出展:http://ageless.givingtoyou.com/

① M字型ハゲ
M字型ハゲは、前髪の中央部を残して左右の生え際がハゲあがっていくタイプのハゲです。髪型などで結構カッコよくなったりもしますが、やはりだんだん後退していくものなので気は抜けません。しかも恐ろしいことにM字ハゲは進行が早いとも言われています。気になり出したら早めに対策することをお勧めします。

② U字型ハゲ
U字型ハゲは、生え際が徐々に後退し頭頂部に向かって、どんどん額が大きくなっていきます。生え際が後退し始めると回復が難しいと言われており、かなり深刻度合いが高いといえます。またO型を併発することもあり、ダブルで進むとA型(上から見るとアルファベットのAの形で髪の毛が残る)と呼ばれるタイプになっていきます。このタイプだと思ったらすぐに対策をしましょう

③ O字型ハゲ
O字型ハゲは、頭の頭頂部から丸くハゲが広がっていくタイプのハゲです。
男性特有の薄毛なので、AGA(男性型脱毛症)が原因の場合も多く見受けられます。頭の頭頂部なので進行するとM字型より結構目立ってくるのですが、M字型より改善しやすいので対策が簡単なハゲとも言われています。

ハゲの進行

年齢的には10代20代でも進行するので、若いからといって油断はできません。30代の中頃では、4割程度の人が脱毛について気にしているというレポートもあります。ハゲは他人事ではありません。
海外では以外と昔から研究されていて、有名なのは1942年アメリカの皮膚科医師ハミルトンが作った薄毛のパターン分類を医者のノーウッドが1975年に改定した「ハミルトン・ノーウッド分類」などがあります。見ると気が遠くなるチャートですが、ここではハゲの進行の様子としてその分類を紹介します。

ハミルトン・ノーウッド分類

ハミルトン・ノーウッド分類

抜け毛をチェック

髪は生まれ変わるものと知ってはいるものの、毎日何本ぐらい抜けているかご存知ですか?一般的に髪の毛は10万本ぐらい生えていると言われています。ここでは、抜け毛のチェック方法について見ていきます。

① 抜け毛の許容範囲
髪をとかした時ブラシに着く髪、シャワーの後排水口に溜まった髪、そして朝枕に残っている髪。ああ見たくない、、、、もちろんハゲてない人も髪は毎日抜けます。髪は本来抜けるもので、一生抜けない毛はありません。1日100本ぐらいまでは抜けるのが普通と言われています。だからと言って今日200本抜けたといって大騒ぎする必要はありません。季節によって多く抜けることもあれば、体調で多く抜けることもあります。

髪の毛100本の量

髪の毛100本の量

② 抜け毛は風呂場で確認
心配なのは、抜け毛の量が明らかに多くなってきている時です。
一番多く抜けるのはシャンプーの時です。なので、お風呂に入った時に抜け毛をチェックしてその量がどんどん増えてきたら、髪のことを気遣ってあげた方が良いかもしれません
余談ですが、髪はシャンプーの洗い方が原因で抜けるというよりは、抜けていた髪が洗い流されることが多いのです。なので、今日は髪を洗わなかったから安心とは間違っても思わないでください。不潔にすることの方がよっぽど髪に悪いですから!

ハゲの原因について学ぶ

ハゲの原因は様々です。遺伝的なものもあれば、自分が原因のものもあり、病気の場合だってあります。「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫子の格言にもある通り、対策するためにまず、私たちの敵であるハゲについて学んでいきましょう。

遺伝

親やおじいさんの頭をみると自分の頭が将来大体どうなるか想像がつくような気がしますよね。現在研究されている中でハゲが遺伝する因子は2つあると言われています。1つは「X染色体にあるアンドロゲン受容体」でもう一つが「5αリダクターゼの活性力」です。

① X染色体にあるアンドロゲン受容体とは?
ここで中学校の理科を思い出してください。あなたが男性の場合、X染色体は女性からのもらったものです。つまり、この遺伝は母方のものなのです。母親の頭を見てもハゲかどうかよくわかりません。つまり見るべきは母方のおじいさんの頭です。母方のおじいさんがハゲならばあなたにもその特性を受け継いでいるかもしれません。

② 5αリダクターゼの活性力とは?
5αリダクターゼの活性力は遺伝すると言われていますが、この5αリダクターゼの活性力が高いと男性ホルモンであるテストステロンとの結合が活発になり、薄毛の原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)がたくさん作られることになります。この5αリダクターゼの活性力は2/3の確率で遺伝すると言われています。

関連記事:簡単にできる!ハゲの遺伝子検査

ストレス

ストレスでハゲるとはよく聞く話でしょう。髪が丸くバサッと抜ける円形脱毛症の原因の一つとして有名です。でも原因は、それだけだはなくストレスはじわりじわりと頭を薄毛にしていきます。ストレスを受けると人は自律神経のバランスを崩してしまいます。ストレスが原因で夜眠れ無くなったりするのと同じ仕組みです。そうなると交感神経を過度に働かせるようになり、その結果頭皮の血管の収縮が起こったり、栄養の吸収力が落ちることにより髪に十分な栄養が行かなくなったりして、薄毛が進んでいくのです。

生活習慣

生活習慣は万病の源です。ハゲだって生活習慣の影響を大きく受けます。「睡眠不足」「不規則な食事時間」「過度な飲酒」「タバの吸い過ぎ」「運動不足」「ストレス」といったことが、ハゲの原因と言われます。でもこれって糖尿病とかどんな病気でも出てくるワードですよね!生活習慣を改善してハゲだけでなく体調を万全にしましょう!!ちなみにハゲを気にしすぎるのは「ストレス」の原因になるのでご注意を!

男性ホルモン(AGA)

AGA(エージーエー)は、Androgenetic Alopeciaの略で、日本語では「男性型脱毛症」と訳されます。ただ、英語本来の意味では「男性ホルモン型脱毛症」なので、そういったところから深く男性ホルモンが関わるハゲであることがわかります。AGAは、若い年代のから起こる進行性のハゲで、男性ホルモンの一つである、ジヒドロテストステロン(DHT)が深く関与しています。M字型のハゲの原因であることが多いと言われています。

病気

ハゲは病気ではありません!でもこのコラムを読んでいる人が、急に髪の毛が抜けたというのであれば、念のため病気が原因かどうかを疑ってみましょう。「甲状腺機能異常」「栄養障害や鉄欠乏性貧血」「膠原病」「梅毒」なども考えられます。他の症状と合わせて心当たりのある人は病院に行ってみましょう。

まとめ

ここまで読めば、ハゲとはどんなもので、どんな原因があるのかについてお判りいただけたかと思います。
まずは、気にし過ぎないように、でも、気にしなががら自分なりにハゲ対策を始めることがとても大切です。

ハゲ対策について知りたくなった人は
【必読】今日からできるハゲ8大対策
を読んでみてください。