【徹底研究】育毛剤で髪が育つ仕組み。都市伝説つき

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育毛剤で本当に毛が生えて育つのだろうか? と疑問を感じている人は多いと思います。
薄毛に悩み、どうにかしてこの悩みを解決したいと思えば、自然と育毛剤や育毛方法の情報を集めて、実際に育毛剤なりを購入して試すという事になると思います。

本当に育毛剤で毛が育つのか?
その仕組はどういうカラクリになっているのか?
そもそも育毛剤は効果があるのだろうか?

単純に考えてしまえば、農作物を健康で強く育てさせるために肥料が必要な様に髪の毛にとって育毛剤というのは、農作物に対する肥料と同じと考えられます。

育毛剤は頭皮から浸透し、毛根を強くし、髪の毛を抜けにくくさせる効果がないと意味が無いと考えられます。そのために日夜研究され、日々この世に産まれてくる育毛剤はその効果を謳っている訳です。

育毛剤の仕組み

髪はどうやって生えてくるのか?

では、髪の毛がどうやって生えてくるのか?根本的な事を知らないとなりません。
なぜなら、根本を知らないで、ただ育毛に効くという口コミ情報などで育毛剤を購入しても、必ずしも効果があるとは言えないからです。誰にでも合う育毛剤なんて存在しません。

まずは、「髪はどうやって生えてくるのか?」について考察していきます。

頭皮には「毛球」呼ばれる細胞があり、これが髪の毛を作る細胞と言われてます。「毛球」には「毛乳頭」と「毛母細胞」があり、「毛乳頭」からの指令で毛細血管から血液を吸い上げて「毛母細胞」に送る役割を担っています。

血液から栄養を受け取った「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返し、これが髪の毛となって伸びていく。

このようにして髪の毛が生えていくのです。

育毛剤の仕組み

なぜハゲるのか?

では、なぜハゲてしまうのか?
この点について考察していきましょう。

男性ホルモン

ハゲの最大の敵と言われているのは、DHT(ジヒドロテストステロン)です。これは男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼと結びついて生成されるものです。このDHTが受容体と結びつと、髪の毛を作る為の細胞分裂量が少なくなり、髪の生産量が著しく少なくなってしまうのです。

「男性ホルモン」についての都市伝説

男性ホルモンについての都市伝説です。その主張は以下のようなものです。
『男性ホルモンは思春期と壮年期に一番活発に分泌されます。そうなると、男性ホルモンが活発になる思春期に男性のほとんどがハゲになり、壮年期である30代くらいにハゲになり、それを過ぎてから徐々に髪の毛が復活するというサイクルになる筈ですが、そうではない事は明らかですよね?このことからもハゲる原因が「男性ホルモンではない」と言えます。』
そう言われるとそんな気もしますよね。多分この話で男性ホルモンと言っているのは、テストステロンのことです。それは20代のころがピークであとはどんどん減っていきます。でも、このテストステロンは、特にハゲに直接的な影響を与えません。このテストステロンがDHTに変わって髪に悪影響をしはじめるのです。DHTはテストステロンが減るとそれを察知して作られる量を増やす傾向があると言われています。DHTは原材料が多い方が多く作られるのか、生産の活性化の方が多く作られるかは、それぞれの人によりますが、ハゲてきた人は活性化が勝っていたということでしょう。

遺伝

ハゲに関する遺伝子として「アンドロゲン受容体」と「5αリダクターゼの活性力」が遺伝するすると言われています。アンドロゲン受容体は、母方から遺伝します。ハゲの遺伝特性を調べるため遺伝子解析で使われていますが、この配列を調べることででどの育毛剤がよく効くのかも調べられます。5αリダクターゼの活性力はハゲの原因となるDHTが作られるのを促進してしまいます。

「遺伝」についての都市伝説

「遺伝」について間違った都市伝説の都市伝説(笑)を聞いたことがあるのでご紹介します。その話はこんな感じです。
『「髪の毛の役割の1つに「身体の毒素や老廃物を外に出す」という役目があります。年齢が高くなると体に溜まった、毒素や老廃物の排出のため髪が抜けるのです。それが人間の遺伝子に組み込まれているのでハゲるのです」という都市伝説があります。でも人間の遺伝子にはある程度の年齢になったら身体の中の毒素や老廃物を外に出さなくてよいという生存を否定するような遺伝子情報は見つかっていません。なので遺伝で髪が抜けるのは嘘です。』
いやー何が何だかよくわかりませんね。最初の都市伝説は根拠がなく、2番目の都市伝説は全然遺伝の話になっていないところが笑えます。何にしても、世の中には体内の毒素にかこつけて売る変な商品が出回っています。毒素説をみたら一度うたぐってみましょう。

ストレス

ストレスはハゲに限らず、全ての病の元凶であると最近の医学では解明されています。
「円形脱毛症」はストレスから発症することは明らかにされています。ストレスを
溜め込むと健康にも髪の毛にも良くないので、ストレスは適度に発散させることが大事です。

睡眠不足

髪の毛は睡眠中に作られます。睡眠中は頭皮の結構も活発になるので髪の毛が育ち易いのです。睡眠時間が短いと当然、髪の毛が作られる時間も短くなるので、ハゲる原因となります。

喫煙

タバコを吸うと毛細血管が収縮し、血行が悪くなります。そうなると髪の毛に必要な
栄養が行き渡らなくなり、ハゲる原因となります。

偏食

偏った食生活はハゲる原因の1つとされています。特に肉類を多く食べる生活をしていると皮脂の分泌が過剰になり、その結果毛穴に老廃物がつまりやすくなります。そうなると毛根が酸素不足状態になってハゲる原因になります。

紫外線

紫外線を長時間浴びすぎると頭皮にダメージを与えます。具体的に言うと紫外線は皮脂を酸化させるので、これによって毛穴を詰まらせてしまい、ハゲる原因となります。

これらがハゲる主な原因と考えられます。

育毛剤の仕組み

育毛剤の仕組み

育毛剤の分類

育毛剤は薄毛の原因によって大きく4つに分類されます。
血行促進型・細胞活性型・皮脂分泌抑制型です。これらの育毛剤の仕組みについて説明します。

・血行促進型
髪の毛は毛細血管から血液にのった栄養素が供給される事により育ちます
血行促進型は、毛細血管の血流を活発にする効果があり、それによって髪の毛がより生えてくるような仕組みになっています。

・細胞活性型
食生活が偏りがちだと髪の毛への栄養にも影響が出て、毛母細胞が活動しない休眠状態になっている可能性があります。
細胞活性型は毛母細胞に直接働きかける事によって、毛母細胞の活動を促し、休眠状態の毛母細胞を再活動させる仕組みになっています。

・皮脂分泌抑制型
皮脂は酸化してしまうと毛穴に詰まってしまい、頭皮に酸素不足状態を作り出し、ハゲの原因とされています。皮脂分泌抑制型は毛穴に詰まった皮脂をキレイに掃除してくれ、頭皮環境を整えてくれる仕組みになっています。

・男性ホルモン抑制型
薄毛の原因のDHTの生成を抑制される成分を配合します。
基本的には5αリダクターゼ酵素の働きをブロックしてテストステロンがDHTになるのを防ぎます。

育毛剤の効能別分類

育毛剤の効能として、主に6つの効能が考えられます。
それは「血管拡張」「男性ホルモン抑制」「栄養補給」「保湿」「皮脂分泌抑制」「抗酸化」の6つです。
それぞれについて説明します。

・血管拡張
毛細血管を拡張する事により、血流を活発にして育毛を促します。

・男性ホルモン抑制
DHTの生成を抑制します。

・栄養補給
発毛に効果的なビタミン等の栄養素を補給する事により育毛を促します。

・保湿
乾燥した頭皮はフケなどが発生し易く、ハゲる原因とされます。
頭皮を保湿する事によりフケを抑え、脱毛の予防となります。

・皮脂分泌抑制
頭皮の皮脂の過剰分泌を抑える事により、脱毛を予防します。

・抗酸化
皮脂が酸化して毛穴に詰まる事を予防するための成分を配合する事により脱毛を予防します。

【徹底研究】育毛剤で毛が育つ仕組みまとめ

育毛剤にはハゲる原因によって、成分も効能も替わります。
ですので、育毛剤ならどれでも良いという事ではなく、自分にあった育毛剤を選ぶ事が大切になります。

育毛剤を選ぶ前に自分自身の生活や食事などを振り返り、自分のハゲの原因がどこにあるのかをしっかりと見極めてから育毛剤を選ぶ事が大事です。

育毛剤の仕組み

育毛剤の仕組み