【朗報】iPS細胞で有名な理研がハゲの再生治療に本格参入!

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ラジオを聞いていたらニュースでハゲの画期的な治療法を研究中だといっていたので、内容を調べてみました。なんと髪の毛根を再生してしまおうという夢のような技術を2020年を目処に実用化しようという話でした。しかも関係者は、京セラ株式会社、国立研究開発法人理化学研究所、株式会社オーガンテクノロジーズと超一流の技術を持った企業が勢ぞろい!!しかもあの理研が真面目に取り組んでいるのです。小保方さんで変に有名になりましたがiPS細胞の研究をはじめ再生治療では世界の最先端の研究所です。

今回の記事は、基本的にはプレスリリースのまとめ記事なので原文が読みたい人は、一番下のリンクが引用元になっているのでそちらをごらんください。

再生治療とは

再生医療の説明として、ウイキには以下のように書いてあります。

再生医学(さいせいいがく、英: Regenerative medicine)とは、人体の組織が欠損した場合に幹細胞などを用いることによりその機能を回復させる医学分野である。この分野における医療行為としては再生医療(さいせいいりょう)とも呼ばれる。

まあ要するに、体のある部分を細胞レベルから新しく作り直すということです。
ハゲの話に戻しましょう。この治療のイメージは、自毛植毛にもうワンステップ入ったものです。
自毛植毛は自分の毛を抜いて、また植えるという作業になります。イメージ的にいうとそれが、毛を抜いて、増やして、植えるということになります。
この「増やして」という部分が再生医療の部分になります。

自毛植毛と再生医療の違い

自毛植毛は自分の髪の毛のある部分を切り取ってハゲている箇所に移植するもので、自分の毛がそこから生えてくるので費用を除けばとても素晴らしいハゲ対策です。

<自毛植毛についての関連記事>
「驚異!増毛の技術と植毛費用。」
「はじめての植毛、費用はどれぐらいかかるのか」

とはいえそんな技術にも課題がなかったわけではありません。それは、髪の毛の使い回しには限界があるということです。要するに生えている場所を変えるという技術なので、毛がフサフサに戻るわけではないのです。
ところが、この技術は自毛植毛と同じように自分の髪を生やしつつ、髪の量を増やすことができるのです。
ああ、なんと素晴らしい技術なのでしょう!!!理論的には、もともと以上に髪を生やすことだってできるのです。
もしかしたらハゲ以外の人も生え際のラインを変えるなどのためにこの技術を使うかもしれません。

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京セラのページにあった、自毛植毛と再生医療の違いの説明

ちなみにこの図にある、「侵襲性(しんしゅうせい)」とは、身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさのことです。低侵襲性の方が体にかかる負担が少ないのでよいということです。ざっくり言うと、生えてる髪をちょっとだけ使えば良いので、切り取る部分が少なくて済むという話なのでしょう。iPS細胞とか使えばもっと負担は少なくなると思います。

マウスには毛が生えてきた

さて、2020年の実用化を目指して今どこまで来ているかということですが、ラットに対しての実験は成功しているという話です。ちょっとグロっぽい写真ですが下の写真では確かに毛のないネズミから毛が生えてきています!

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同じく、京セラのページにあったマウスから生えてきた毛の写真

この写真では、白い毛と黒い毛の写真がありますが、色の制御もできると記事では書いてあります。それじゃあ、金髪とかもできるんですかね?自毛だと無理なのかな??

これからの展望

いやー。これが実用化されるんなら2020年が待ちどうしいですね!でも費用もとっても掛かりそうなところがちょっと心配です。その頃になっても保険は適用されないだろうしなー。
で考えたのが、絶対被験者を募集するはず!!!なんとかそこにもぐりこめれば、最高の技術を無料でテストしてもらえるはずです。でも失敗も怖いので、私は商品化されるまで待ちます。

関連記事:はじめての植毛、費用はどれぐらいかかるのか
関連記事:驚異!増毛の技術と植毛費用。

引用元:

京セラのニュースリリース
「再生医療「毛包器官再生による脱毛症の治療」に関する共同研究の開始について」

理研の関連ページ
「期間再生プロジェクト・毛髪再生」