カツラはどうやってバレるのか?

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薄毛に悩む人のなかで、カツラの着用を考えている方もいるかと思います。「最近のカツラはよく出来ているから地毛みたいでカツラであることがバレにくい」という話を聞くこともあります。
カツラをつけているとき、周りの人にカツラをつけていることに気づいて欲しくないというのは当然の気持ちです。でも気づいているのか、いないのかは誰も面と向かって教えてくれません。
そこで今回は、周りの人がどのようなポイントでカツラに気がつくのかということについて、いろいろな人に聞いてみました。逆に言えば今回書いたポイントはそこに注意するべきだと思って、上手くカツラをつ買ってみてください。

生え際が一番わかりやすい

まず、前髪やもみ上げの生え際の様子に注目してみるとカツラかどうか見分け易くなります。いくら最近のカツラの性能が良くなったと言っても、生え際は自然にするのが難しいものです。カツラには産毛まで再現されていないことがあるため、産毛のない生え際ではどう見ても不自然です。そのため、カツラを着けている人には生え際が見えないような形のカツラを選ぶ人も多いです。
また、生え際と肌の境目の不自然さを無くすため、薄いシート状の土台に毛髪の生えたカツラも登場しています。その薄い土台が本当の肌に密着し、色や質感も馴染み易いです。しかし、それでもよく見ると生え際の不自然さは感じられるので、カツラかどうかは見分けられます。そして、シート状の土台は繊細でこまめに付け替える必要があるため、その分高くつきます。そのため、このタイプのカツラを使う人はまだあまり見られません。また、生え際が見えなくても、生え際を執拗に隠している感じがしたらカツラかもしれません。

地肌が見えている部分も要注意

カツラかどうかは地肌を見ても分かるものです。カツラの髪の毛の生えている土台部分は当然人口の素材で作られています。この土台部分がゴムやシリコンなら、毛穴の大きさや色、肌の質感が本物とは明らかに違い、色が明るかったり肌質にやたらツヤが見られたりします。
もし古いタイプや安価なカツラを使っていれば、地毛にカツラを密着させるためのネットやピンが見えてしまっていることもあります。そのような土台部分の素材や、不自然な質感を見せないために、髪の毛の密集度を高くし、なるべく土台が見えないように作られているカツラもありますが、それはかえって不自然です。
その場合、特にツムジ部分を見ると分かり易く、ツムジ周りの毛が本物の人間の頭髪としては多過ぎるように見えることが多いです。そのため、カツラは毛の量が多いより少ない方がバレにくいものです。

はげとかつら

毛穴の位置を見ても、カツラかどうか分かることがあります。通常、人間の頭髪の毛根は不規則に並んでいるのですが、カツラ(特に安価なもの)の場合、毛根が規則正しく並んでいたり、やたら密集していたりして、不自然に見えることがあります。これもツムジのような地肌が見えやすい場所に注目すると分かり易いかと思います。

また、襟足部分の毛の密集度でもカツラと地毛の違いが見分けられます。カツラだと襟足部分の毛髪量がやたらと多かったり、襟足の位置が下に降り過ぎていたりすることがあります。

毛の質感も良く検討しましょう

髪の質感で見分ける方法もあります。カツラにも髪の強さは求めたいものですが、時に毛髪のツヤやハリが出過ぎることがあります。特に人口毛の場合はそれが目立ってしまいます。若い人なら髪にそのようなツヤやハリがあっても自然に見えるかもしれませんが、着けている人が年配なら、少し不自然に見えるかもしれません。
また、自然光の下にいる時に髪の色合いがやたらと黒々としていると、カツラである可能性が高いです。多くの日本人の地毛は黒色ですが、完全な黒色よりもやや茶色がかっていることが多く、光を浴びると焦げ茶色に見える髪の人も少なくありません。人口毛のカツラの場合、黒さが際立ち過ぎてしまい、光を浴びても茶色く見えないことがあり、それによってカツラかどうか分かってしまいます。
しかも、カツラの毛髪が本物の人毛であっても安心は出来ません。人毛の場合、日が経つにつれ傷んで茶色っぽい色になっていき易く、実際の自分の髪の毛より色が明るくなってしまい、カツラ部分の色が浮いてしまうこともあります。そのため、人毛のカツラは毛染めをする必要があるのです。手入れの雑な人だと、長い間使ってカツラの色と地毛の色に差が出てきていることがあるので、そこでカツラかどうかは見分けられます。

装着時もきちんとチェックを!

後頭部あたりに注目すると、カツラであることが分かる場合があります。しゃがんで起き上がったり、お辞儀をして戻ったりした時等、後頭部でカツラが浮いてしまうことがあります。後頭部は自分では見えないこともあり、浮いていても気づかずそのままということも多いのです。カツラ自体が頭に合っておらず、後頭部で浮いてしまうこともあります。カツラの購入時から頭の形やサイズが微妙に変化して、合わなくなってくることもありますが、頭の形の変化も気がつきにくいものです。時には後頭部だけでなく、頭のハチの部分も浮いて、頭が少し大きく見えるといったこともあります。

毎日同じ人と会う場合は髪の伸びに要注意

このように、カツラと地毛、頭皮の差や浮き具合等を見てカツラかどうか見分ける方法の他にも、時間の経過により見分けることも出来ます。カツラは人工のものですから、当然時が経っても毛が伸びることはありません。また、一つのカツラで色々な髪型にするのも難しいので、カツラを使っている人はあまり髪型を変えないのも特徴です(何着も持っていれば別ですが)。そのため、大型連休等の後も連休前と比べ、髪の長さや髪型に変化が無ければカツラである可能性があります。

あなたの態度はとても重要

相手の言動からカツラを見破ることも出来ます。カツラを着けている人は少なからず髪の毛にコンプレックスを抱えているものです。そんな人に髪の毛や髪型の話題を振ると、その話題を避けたり、嫌がったりするかもしれません。また、そういった人は頭に触れられることも嫌がりますので、例えば「髪にゴミがついてるよ」等と言い相手の頭に触ろうとしたら、やたらと避けようとする人もいます。そういった言動を注意して見ていると、地毛かカツラか見分けることが出来るかもしれません。
薄毛とかつら

まとめ

このように、カツラかどうか見分けるには、質感等の見た目、本人の仕草等に注目することが分かり易いかと思います。逆に、カツラかどうか見破られないようにするには、髪の質や言動に気をつければ良いということです。カツラかどうか周囲に知られないようにするには、こまめにメンテナンスしたり買い替えること、また、髪の話題になった時に動揺を見せないようにすることが必要です。

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薄毛とかつらカツラはメンテナンスが大切です

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